念願の開業へ向けて

フランス政府が行ってきたTGVプロジェクトは、1976年にその最初の路線の建設が始まりました。その記念すべき最初の路線はパリからリヨンの間を走るもので、LGV南東線とも呼ばれています。計画が始まった1967年から、実に10年近い年月が経っており、鉄道インフラを行うことの大変さが分かるかと思います。

このパリ~リヨン線は試作車両制作を2度、それから耐久試験をクリアした結果、1980年4月25日に量産型営業車両の初号機が誕生しました。この実施は在来線のパリ~リヨン間において営業運転で使用されています。LGV南東線の開業前に使用されていたというのは、なんとも驚きだと感じる人もいるようです。

そして、ついに初のTGV営業路線として、1981年の9月27日にパリ~リヨン間のLGV南東線画開業しました。このときの最高時速は260kmでしたが、のちに270kmと記録を更新します。これは、当時最速であった2都市の都心を結ぶ航空機よりも短時間で早く着くことが出来る交通手段であったため、フランス国民から熱い支持を受けて歓迎されました。新幹線から遅れること17年の出来事ですが、TGVは新幹線の営業最高速度を初めて上回った鉄道車両であり、そのことは世界中に驚きを与えています。