当時の仏鉄道の技術

TGVの研究は当初順調に進んでいました。たとえば、空気力学を利用した流動実験を考慮して車体が設計されていることや、高速域から列車を停止させることが出来る新技術を使ったブレーキシステムの採用など、画期的な取り組みが次々とTGVに採用されていったのです。

そして、1972年の12月8日には非電化車両として当時最速の時速318kmを記録しました。これは日本の新幹線の最速営業速度であるところの時速210kmを遥かに上回るものであったため、その技術力の高さには鉄道関係者は驚きを隠せなかった人もいるようです。

当時の最新技術を試作段階から詰め込まれていたTGV。その技術力の高さは最高時速が318kmだったということからも伺えます。このような技術があったからこそ、未だに続くフランスの高速鉄道の歴史が積み重ねられてきたのではないかとも言われています。空気力学を使った車体や新技術のブレーキシステムなど、試作段階のTGVの技術力には特徴的なものが多いです。

そして、それは当時から続くフランスの鉄道技術の素晴らしさを示すものでもあります。このような視点からTGVの歴史を探ってみるのも興味深いという指摘があるほどです。