研究初期の特徴

1967年頃から鉄軌道と鉄車輪による高速化の実現が研究されたフランスの高速鉄道計画。こちらは、最初の予定ではガスタービンエンジンを利用する予定でした。発電機にガスタービンエンジンの出力回転軸を接続することによって電力に変換。その電力をモーターに車軸を接続して駆動する方式の、電気式ガスタービン動力車が考え出されたのです。

このガスタービンの魅力は長時間にかけて高いパフォーマンスを発揮するだけでなく、小型であることから取り回しが効くというものも含まれています。1987年に試作されたガスタービン電気式動力車はその後量産し、イランやエジプトにも輸出されています。この技術を生かしたTGVの最初の車両であるTGV001は、動力集中、連結方式で編成出力4,400kWでした。

外装や内装はイギリス出身のデザイナーであるジャック・クーパーが手がけました。このデザインはその後のTGVのデザインの根幹となっており、特に車体の前部における「鼻」と称される部分が特徴的です。

ガスタービンを利用した動力源が開発当初に使用されていたTGV。試作段階において、そのデザイン性は確立されていたとも言われています。研究段階初期ならではのエピソードもなかなかに魅力的だという声もあるようです。