走行方式の模索

フランス国鉄のSNCFが運行するTGVは、フランス語だと「テジェヴェ」と発音します。TGVはフランスの高速鉄道の車両やそれの運行形態を表しており、日本における新幹線をイメージすると分かりやすいでしょう。フランス語で 「Train a Grande Vitesse」という高速列車を表す頭文字を取っています。なお、trainは列車を、grandeは巨大、vitesseは速さを意味しています。

1960年代にTGVが最初に考案された当時、高速化を実現させるために、空気浮上式の鉄道が考案されていました。これはホバークラフトに似ているもので、磁気浮上式鉄道についての研究も盛んに行われていたのです。これは当時としては珍しくはなくて、他の国も同様に研究を進めていました。日本も当時から磁気浮上式の鉄道を研究しており、これが2027年に開業予定の中央新幹線の開発へと繋がっていきます。

しかし、2027年まで時間がかかったことが意味する通り、この技術は簡単なものではなく、結局TGVも鉄軌道と鉄車輪の方式を採用することとなります。実用性に乏しいことや、研究にかかる莫大な費用などが問題として上がったようです。

フランスの高速鉄道を意味しているTGVは当初空気浮上式や磁気浮上式の走行を模索していましたが、あらゆる問題があったために、現在の方式に落ち着いています。